「彼女さ..........子持ち、なんだ。」

「へっ?」

「三歳の男の子がいる。」

「..........。」

「彼女は稜と同じ年なんだけど、学生時代に妊娠して、お腹がだいぶ大きくなってから、相手に逃げられたんだって。」

「..........。」

「お父さんが相当怒ってるらしくて、実家には戻れないから、お母さんに影で助けてもらいながら一人で育ててる。」

「どこで知り合ったの?」

「バイト先。」

「あぁ、ファミレス?」

「そう。よく子供が熱出して保育園から呼び出しくらったりしてたから、代わりに入ってやったりしてるうち、仲良くなった。」