「なんだ、来てたの?」

「うん。あんた、何処行ってたの?」

「雄河んとこ。おばさんが、旅行のお土産取りに来いって言うから。」

「おばさん、どっか行ったの?」

「韓国だって。」

「ふ〜ん。」



会話をしながら友哉が私の正面に座り、まず、アルバムに目をやった。

やはり気になるのか、即座に表紙を開く。



「何、これ? 二人でこんなの見てたの?」

「うん......。」

「すっげー懐かしい。うわ、俺、可愛いなぁ。」

「この頃がMAXじゃない?」

「お互い様だろ。てか、何でいきなり、こんなの出してきたの?」

「.........。」