そう言われると、素直に嬉しい。

ふと視線を感じて振り向くと、切なそうに私を見つめる航佑と目が合った。

その不安げな表情に、苦しさにも似た愛しさがこみ上げて、胸の奥が疼く。



「......ねぇ、航佑。」

「なぁに?」

「もう何にも心配しなくていいんだよ。私は、航佑とずっと一緒にいるから。」

「..........。」

「だから、そんな顔しないで。」

「.......ごめん。わかった。」



航佑はハッとした顔をしたけど、すぐに柔らかい笑顔になって、私の頭をクシャクシャっとした後、そのままふざけるみたいに私をギュッと抱きしめた。