*「お前を絶対に離さない」
稜を見送った後、仕事終わりの航佑と待ち合わせた。
新居にだいたいの荷物を運び終わったから、見に来てほしいと言う。
ちょうどいい。
ここから気持ちを切り替えて、新しい生活を楽しもう。
この前の部屋がどんな風になっているのか、想像するだけでウキウキする。
あの部屋と一緒に、どんどん航佑の色に染まって行きたい。
染まりきって、楽になりたい。
もう迷いは無いはずなのに、ふとした時に思い出すどこか晴れない気持ちを、一刻も早く一掃してしまいたい.........
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