寂しかったよね。

怖かったよね。

いろんな思いを溜め込んで、不安と戦って、耐えて、それでも私を信じて、見守っていてくれて..........

辛いのに、何も言わずに待っててくれたんだよね。



きっと、今回のことだけじゃない。

本当は付き合い始めてから、ずっと。

なのに、なんてヒドい彼女なんだろう。

愛する人が心のバランスを崩しそうになるまで、全然気付かないなんて。

こんなに切ない思いをさせて、放っておくなんて。



自分だけが、不安定な気持ちに苦しんでるつもりでいた。

当たり前のように、航佑に抱きしめて癒してもらおうとしてた。



航佑を悩ませていたのは、私なのに........