「キレイだね。クリスマスだけじゃ勿体無いくらい。去年より高い所から見てるから、余計にそう見えるのかな。」

「そうかも。」

「これからは一人暮らしでいろいろ大変だし、こんな贅沢、あんまりできなくなっちゃうかもしれないから、よく見ておかないと。」

「うん。」

「でも、その分、航佑の部屋で一緒に過ごす時間がたくさんできると思うと、すっごく楽しみ。」

「できるだけ早く、引っ越し済ますから。」

「うん。手伝いに行くね。」

「片付いたら、すぐ泊まりに来いよ。」

「うん。」



航佑が、吐息まじりに頬にキスをする。

「したい」っていう合図みたいなキスに、カラダがピクンと反応する。