息が白くなるくらいの寒さの中、私を待っている航佑を見つけたら、それだけで泣きそうになった。

こみ上げてくるこの感情は何だろう?

身体が熱くなって、胸の奥がチクっと痛くなって........

なのに、ものすごく安心して、今すぐ抱きしめたくなる。



きっと、これが正直な気持ち。

航佑に会えなかった間、ずっと不安で仕方なかった。

私、こんなに航佑に会いたかったんだ。

私が愛してるのはこの人なんだ。

ここまで来てまだ迷いのあった気持ちが、途端に吹っ切れた。



何があっても私を愛してくれて、信じて、支えて、守ってくれる。

優しくて、あったかくて、心が広くて、強くて........

こんな素敵な人、探そうと思っても、二度と探せない。

きっと、私は間違っていない。