「セカンドォ?!」
「声大きいって!!」
毎日のように立ち寄る喫茶店。
そこでカヨコにうちあけた。
「マジ?」
「マジ」
「タマキがねぇ」
「何よ」
「いえいえ何も〜。しかし、セカンドか〜。」
といってカヨコはケーキを口に運んだ。
「でも、あたし幸せだよ」
「そっか…。タマキはよっぽどその人が好きなんだね。どんな人なの?」
「サヤカ先輩の彼氏なんだ…」
軽蔑されてもあたしは、これがあたしだから、どうしようもない。
桜井さんを好きな気持ちを押し込めようとなんてしたくない。
カヨコにはありのままのあたしを理解してもらいたかった。
「そっか…いつから付き合ってんの?」
「…半年前くらい」
「誰にも話せなかったんだね…。1人で辛かったよね…」
カヨコはあたしの頭を優しくなでてくれた。
話して良かった…
あたしは号泣してしまった。
1人で抱えていた気持ちが解けたからだと思う。