かさっ、
髪の毛についていたほこりをとった。
「ほこりをとっただけさ。何をしているように、見えたんだい?」
と、にこやかに言った。
我ながら、ナイス。
莉緒はというと…
「きっ……きゃぁーー?!なっ、なんにもないですぅーっ!!」
と、言って、走りさっていった。