『大丈夫だから気にしないで。』と
取りあげると樹乃は苦し紛れに言う。


『俺こそ悪い。
美友のことまで気がまわらないんだ。
気持ちは変わってないし大好きなんだ。悪いな。』


樹乃の一言が私の胸をギューッと締めつけて
苦しめさせる。



ここには居られない...って思う。



「帰って勉強しなきゃ」と、私は店を出るも、


「送るよ。」って俊秀。


「3年前の話も知った。でも、私は俊秀に気はない。」


はっきり言うべきことだと思う。