笑って詰め寄ってくる。


この笑顔が愛くるしい。
この笑顔が愛しい。



しばらくして美友がいなくなって、
俺はダイヤルを回した。


相手は...樹乃だ。


アイツなら、分かってくれると思う。



『あ...俺...』


『仕事中...』


『今日、来れないか。
 佑波がああだから...花火するぞ。
 佑波の家の近くだ...来いよ』