俺は佑波と県警の椅子に座っていると
佑波が言う。


「あれでも、前に付き合って、少し優しいと
居たいなぁ、って思うよね。本当に
馬鹿な私」


って俺に言う。



俺は「やめろ。自分を、そう言うのだけはやめろ。」


そう伝えても、佑波は、


「男はいいね、仕事に逃げれてさぁ。」



正直、無言になった。



そんな気まずさをかき消してくれたのは
美友の存在だ。



「身元引受です、参上!
 美那も来てくれると思うよ」