そんな中で、
一台の車が戻って来た。佑波だ。



車を降り、
トランクから灯油のタンクを持ちあげる。


重そうに持つ佑波を見た樹乃が
「何する気だ、佑波!」と叫ぶ。


黙って通り過ぎると俊秀が佑波の肩を掴み
「佑波! 佑波!」と叫ぶ。



俊秀が駆けていくと佑波が「燃やそうよ」って。


全員がうろたえている時「ここは純星の気持ちが
あるんだぞ。」と俊秀。


「純星の心は嬉しかった。でも、純星と別れたの。
ここにも来ないでしょ。」と言う佑波。