戻ってきた佑波は
駆けて来て両手で純星の顔を包みこんで、


いつもより小さな声で、やさしい声で
「純星、純星」と言うけど返事もないし
動かない。



病室は嗚咽と涙...


そう、一人だけ、佑波は、
失望し立ったまま見つめていた。



この友の死...



いつか、スミホのために
無念を晴らし...俺らは純星の分まで
生きていこう。