封筒の中には…


チケットと…手紙…。



この前くれたラブレターと一緒…。



チケットは…


三日前に観ることができなかった舞台のチケット…。


そして…

ドキドキ震える手で手紙を開くと…



“理夜へ


  会いたい。


      亮太”




そう一言書いてあった…。


癖のあるお世辞でもきれいとは言えない字…。


でも、そんな字でさえ…

愛しく思う…。




その一言に…

亮太の想いが沢山詰まっている気がした。






私の目から…


ポタポタと…涙が落ちる…。




床は私の涙で水玉模様になっていた。





亮太…



亮太…亮太…………。



また会いたいと思ってくれてたの?



嘘じゃないよね…?




亮太…







私は溢れる涙と一緒に、何度も亮太の名を叫んでいた。


抑えていた亮太への想いを…


私は止められなかった…。




会いたいよ…亮太…。