私は傷つけなくてもいい人を傷つけてしまってから、合コンには行かなかった。


誘われても、人数合わせだと泣きつかれても…絶対に行かなかった。




どんな人に会っても…


亮太を忘れることなんてできない…


むしろ、想いは強くなるだけ…。




亮太に会いたくなるだけ…。







亮太…会いたくて堪らないよ。



もう…こんなことになるなら…亮太になんて…会わなければ良かった…。




神様は意地悪だよ…。


結ばれないこと…分かってて…


引き合わせるなんて…。




神様のイタズラ…


なんて可愛いものじゃなかったよ…。











この時の私は…そんな風にしか考えられなかった。






でも…神様は、意地悪した訳じゃなかったんだ…。