昨日の山本の話が気になって仕方がないんだよね。


とんとん。

あたしの肩に誰かの手が。


誰?って思ってふりかえってみたら・・


ぶすっ。って誰かにほっぺをさされた。


「はっ。引っかかってやんの~」


「や、山本!!ちょっと、やめてよ!」



「お前、ぼーっとしすぎ!ちょーうけるわ。あははっ」


どきっ。



・・・うん?どき?ダメダメ!!



あたしには松田くんっていう片想いしてる人がいるんだから。


ふぅ~。


とんとん。またぁ~?もう。



「もう、だからいい加減にしてっ!って・・・」


「あ、ごめん。いや、このノート落ちてたからさ。」


「ま、松田くんっ!!いや、ごめんね。
これは、違くて・・や、山本が・・」


「山本?山本がどうしたの?」


「え?いや、なななんでもない!」


「そ?じゃ。」


うぅ。松田くんにあたっちゃったよ。


これも、山本のせいだっ!!


イラつく―って思ったのに、なんか笑ってるし!


なんなんだぁ~!!