「ちょっと相談なんですけど、場所、変えられませんか?」


私がちょっと神妙な顔をすれば、野坂は箸を置いてむっくりと立ち上がった。


「進路指導室でいいか?」

「かまいません。」


私は野坂の後ろについて進路指導室に入っていった。