「ただいまー」
「お帰り、優那」
中に入るとお母さんが既に帰宅していた。珍しく良い匂いが鼻をつく。
どうやらカレーを作っているらしい。と、なれば貴大達が来るのだろう。
「優那ー。貴大くん達呼んできて」
予想通り、貴大達を呼びに行く。
月に一度の志摩家との食事会はどれくらい続いているのだろう。優那達が生まれる前から隣同士だったと聞いた。きっと、そのずっと前からこの食事会は行われていたのだろう。
「こんにちはー」
やってきたのは貴大とおじさんとおばさん、兄の雄大(ユウダイ)。
カレーを食しながら、雄大の大学生活の話に。四月から大学生になる二人は嬉しそうに雄大の話に耳を傾ける。
「ご馳走様。美味しかったです」
「良かったわ。来月はお邪魔するね」
「はい」
食事を済まし、二人は優那の部屋へ。
卒業してしまえば陽輝との関わりはきっと途絶えてしまう。だから、どうするべきか雄大と相談する為だ。
そして、出た答えは図書室に通うことと卒業式に想いを伝えるということだった。
図書室に通うことは既に考えていたこと。でも、告白はするべきなのかわからないでいた。
「お帰り、優那」
中に入るとお母さんが既に帰宅していた。珍しく良い匂いが鼻をつく。
どうやらカレーを作っているらしい。と、なれば貴大達が来るのだろう。
「優那ー。貴大くん達呼んできて」
予想通り、貴大達を呼びに行く。
月に一度の志摩家との食事会はどれくらい続いているのだろう。優那達が生まれる前から隣同士だったと聞いた。きっと、そのずっと前からこの食事会は行われていたのだろう。
「こんにちはー」
やってきたのは貴大とおじさんとおばさん、兄の雄大(ユウダイ)。
カレーを食しながら、雄大の大学生活の話に。四月から大学生になる二人は嬉しそうに雄大の話に耳を傾ける。
「ご馳走様。美味しかったです」
「良かったわ。来月はお邪魔するね」
「はい」
食事を済まし、二人は優那の部屋へ。
卒業してしまえば陽輝との関わりはきっと途絶えてしまう。だから、どうするべきか雄大と相談する為だ。
そして、出た答えは図書室に通うことと卒業式に想いを伝えるということだった。
図書室に通うことは既に考えていたこと。でも、告白はするべきなのかわからないでいた。