俺は諦め、テレビを消した。食べたお皿を重ね、新聞もたたみ直した。


まぁ、いずれ詳細は分るよな? ……日本の警察は馬鹿じゃないからな。


苺の自殺の事件だって、しつこそうだったし――。


空っぽの食器をお盆に載せ、ステンレスの流しに運んだ。思わず、ゲフッっと大きなゲップが出る。


――サイトと警察がつうつうの仲って事は無いよな? 


恐ろしい考えが浮かんだが、即座に消した。


そんな社会、やば過ぎだろう! いかん、いかん! これ以上考えたら暗くなる。孔明のもとへ早く行こう――。


あの親父ぃ~! 不良品押し付けやがって! 文句言ってやらないとな!