『死にたい…』


そう呟いた私は虚ろな目で夜空を眺めていたのであった。

月に一度、私には「死にたい病」が出る。この病、簡単にいえば病んでるってこと。

何月か前は嫌な宿題があって死にたいと思った。また一月前は発作的に死にたいと思った。

こんなくだらない意味でいつもいつも私は死にたいと思うのだ。

だが、今は違う。