「あ、そうそう!」

眠りの世界へ入ろうとした私を

新しい話題で現実へと連れ戻す柚希。

おいおい、寝かせてくれよ・・・。

そんなこと言っても聞くわけないけど。


「ん・・・?」

とりあえず、返事を返す。


「このあとの国語自習だってさ!」

情報早くね?!いまHR終わったよね?!


「んで、自習=やりたい放題じゃん?」

「いや、そんなことないと思うんだけど」

どんな方程式だ、と突っ込みたくなる。

頭良いくせになんでこういうとこは

はっちゃけて・・・

・・・はっちゃけ過ぎてるんだろう


「そこで、私は早速羽崎くんに話しかけるのだ」

なんだ、私の相手でもしてくれるのかと思った。

ちょっと、ショック・・・みたいな!


「では、私は立て直してまいります!」

と、言って自分の席へ戻った柚希。

なんか、嵐が去りましたな・・・。


「ふぅ・・・眠りの世界へ」

ヘッドフォンをつけて

眠りに入ろうとした。