「タァクンお待たせッ!いっぱい待った??ゴメンネ」

精一杯普通〜に話しながら車の助手席に乗った…

「お疲れさん。ご飯食べに行こうか〜お腹すいたやろ?何食べたい??」

「なんでも…」


着いたところは…礼の好きなイタリアンレストラン。


「ここでいいか?」

「うん。」


入って、久しぶりに二人で他愛ない話ししてご飯食べた…

食べ終わって、タァクンはコーヒー礼はアイスティーを飲んでたら…


「…で?昨日は?」

突然聞かれてドキッとした…

「………。」

「………。」

しばらく沈黙の後…話し始めた……。

隠さずに全部。
美奈サンとスタジオ行ったところから、昨日〜家に帰るまでの全部…
タァクンは何も言わないで、黙って礼が話し終わるまで聞いてくれてた…


「ふ〜ん。そっか…」
タァクンは寂しそうにニコっと笑った…


しばらくして、レストランを出て車に乗り…タァクンが一言…「礼、海見に行こか?」

「…うん…。」

車を走らせて礼の好きな海に着き…車を降りて手を繋いで浜辺を歩いて…二人で黙って夜の海を見てた…

冬の夜の海は…暗くて…寒くて…波の音が響いてた…