<はるかside>


私、桜田はるか。春川中の1年生。
ちょっと茶色がかった髪色でストレートロング。スポーツ大好きな至って普通の中学生。
今は教室にいます。時刻はAm7:45。人は私しかいない。
2分後...
ガラガラ あっ....誰か来た!

「くう おはよー!」

「おはよー」

いま来たのは有川空矢君。
実は私の好きな人。小学校は違うけど中学で同じクラスになって好きになった。
でも、実はくうのことは小学生のときから知っていた。私とくうには唯一の共通点があるから。
いや、共通点と言うか習い事が一緒だったってだけど。

その習い事って言うのは、『バレーボール』なんだ。中学になって聞いたけど、ポジションはセッターとセンター。4年生から始めたらしい…。
今思ったけど、私と全く同じ時に始めて同じポジションでちょっと運命を感じた。

Am8:05。
ほとんどの人が来てるから教室が騒がしい。
______キーンコーンカーンコーン
授業のチャイムが鳴った。
「だる…」
…と、思いながらも全ての授業に出た。今日は早く帰れる!。
うきうきしているpm2:15。
すると
「桜田~」
私を呼ぶ声がする。
あっ、くうだ。
なんだろ?
「何~?」
「今日遊べる?イツメンで☆」
久々のイツメンだぁ~♪
あ、イツメンとは…ウチ、くう、ウチの親友のノア、くうの親友の廉の4人。
いつも遊ぶけど色々な子が入ってくる。イツメンで遊ぶのは今日で3回目。皆バレー部だからいつもバレーしながら話してる。
私にとってこの時間は凄く大切な時間。