「……真由美?」
耳を疑った。
慌てて横を振り向くと
動揺を隠せないあの人がいた。
やっぱり…!
涼介だ……!!
「……な…んで?」
「真…「真由美!楢崎くんと知り合いなの?」
涼介が私に気づいて
何かを言いかけようとした瞬間、
理花が言った。
……元カレだなんてこの状況で言えるわけない。
「真由美は…「知らないよ。」
涼介の言葉を遮って言った。
「初めて会ったに決まってるじゃん。
北海道だよ?そんな遠くに知り合いとかいるわけないじゃん。」
笑ってそう言うと理花は安心したように微笑んだ。
「そっか、、そうだよね!」
「……」
…涼介の顔が見れない。