「おーーーーい!!」



ア然としている私達に

走ってくるひと



だれだよ!!!

こんな時に!!!



「おーーい!!里希!!!」



里希ってだれだよ!!!



「なんだよ」

隣から声が




「お前かよ!!……あ」



しまった。

っと思った時には遅かった


「おめぇ、、後で覚えとけ」


背筋が凍ったような、、、



「おい!里希ってばよ!」


「んだよ、夏樹」



夏樹と呼ばれた爽やか少年は



「この子可愛いねっ」


などと何のことを言っているか

よくわからない人だった


「これ、俺んだからよ」


男は私を引っ張り

肩に腕をおいてそう告げた



爽やか少年はあっさり


「そうなんだ!!!俺は里希の友だちの
青葉 夏樹(あおば なつき)
これからよろしく‼」


挨拶してくれたので


「あ!え!?よろしくです!」



なんで挨拶なんてしてんのよ!


違うでしょ!!

こんな奴のものにならないもん!


「じゃなくて!
「じゅり!私達同じ三組だった!!」



私の言葉もまもならず

ゆずが帰ってきた!!


そうだ!!
ゆずに助けてもらおう!!!



「ゆずーー!!!」

ゆずが走ってきた!!

とおもったら

目をまん丸くして私に

「どうしたの!?そのお尻!」

「これはね!!!!!!!!」


ゆずの目が元どうりになった


「可愛い子ー!ゆずちゃん?」

私達の会話を無視して

なつきくんがゆずに話しかけた


「ありがとうございます」

ゆずはあっさりとお礼を言った


「本当可愛い!!!」

なつきくんには絶賛なようだ



「おい。おめぇら入学式」



「「あぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!」」

私とゆずは叫んだ!!


「はやく!!!!」


「ってゆーか体育館どっち!!」

入学式早々遅れれない!!

「俺も行かなきゃいけないから
一緒についておいで」


「「ありがとうございます!!!!」」


またもや、ゆずと一緒に言った


私はこの時きずかなかった

後ろの男がフフッと笑ったことに