『ねぇ。何もしないからさ、俺んち行こ?』 「何もしないからとか言う事が怪しい。」 『ほんとにほんとに! 何もしませんから!』 必死なって首を振るケイトを見て思わず笑ってしまった。 「わかった。」 ケイトは子供みたいに笑って私の手を握って 『車とってくる!』と、 走っていって行った。 ケイトが消えた方を目で追っていると、自然と顔がニヤケてくる。 なんだろう私。 やっぱり何だか変だよ。