『枕して指名とるなんて最低ー』
なんて幼稚なんだろう。
身体だけ成長して、頭はカラッポだ。
こんな人達に何を言われようが構わない。
私は実力でここまで上がってきたのだ。
『あきサン。ご指名です。』ボーイの男の子の声。
私は悔しそうな女の子達に
綺麗な微笑みをプレゼントして、
メイクルームをあとにした。
「お待たせしました。
あきです。」
『おー!きたきたっ!
やっぱりナンバーワンは
違うねぇー!!』
実力で這い上がったのだ。
たとえ孤独だとしても
ここが私の居場所。
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