誕生日当日。



メイクもいつもより
気合いを入れて、
綺麗に髪をまいて、
シックなワンピース。


「よしっ!」


ドアの外ではケイトが、
まだか、まだかと待ちわびてる様子。



「おまたせっ!どう?」


『……綺麗!
スッピンとは大違い!』


「ばかっ誉めてないじゃん!」

バシッて肩を殴ってやった。


『ごめんっ!スッピンもかわいいって!』

「そーゆー問題じゃない!」




そんなやり取りをしつつ
誕生日デートに
出掛けた。