「え…?」


ちょっと。ケイトを見ると今にも夢の中へ行ってしまいそう。

『あきも眠ろう。』

それだけ言うと、スースーと寝息が聞こえてきた。


「…はや。」




忘れたい。確かにそう言った。
何を忘れたいんだろ。


知りたいよ。ケイトの事をもっとたくさん。








この時はまだ貴方の
心の闇に全く気付いていなかった。

もし私が貴方を抱き締めてあげてたら、

貴方は、


今も私の隣にいるのかな?