「なんで私の事見てたの?」
『綺麗だから。』

即答。

「…ありがと」

『いえいえ。』


何か柄にもなくドキドキしてしまう私。




最初は幼いように見えた、
ケイトは
私より二才年上だった。





「なんでホストになったの?」

隣で私の髪をクルクルしてるケイトに聞いた。

『女の子すき。』

「それだけかよ。」

『お酒もすき。』

「…。」

『お金はもーっとすきです。』


「はいはい。」



ケイトは、ハハッと笑って少し目を閉じた。

『忘れたいよ』

それだけ言って
ゴロッと寝転んだ。