佑月side


昼が過ぎ、日はとっくに沈んでいた。


これで乃伊が起きなかったら...


それを考えると悲しくなった。




そこへ乃伊の双子の姉である乃亜ちゃんがやってきた。



「乃伊...起きないね.....」


「そうだな。俺...乃伊いなかったら存在価値ないかも....」


そう会話すると2人共俯いた。





俺は乃伊の左手をギュッと握りしめた。


その瞬間、乃伊の左手が微かに動いた。


俺は驚いて固まった。





「乃伊、乃伊ッ!!聞こえるかッ!?」