佑月side


乃伊の病気が発覚してから、俺は毎日彼女の病室に通った。




でも、次第に乃伊に余裕がなくなって俺に八つ当たりするようになってきた。



俺は乃伊はつらい思いをしてるんだからしょうがないと思っていたが、別れ話を持ち出されたからには乃伊に言い返すしかなかった。



乃伊から別れ話が出てくるなんて...


俺はショックだった。




病気をしても、乃伊は俺を好きでいてくれると思ってたから。

でも、それは俺の思い過ごしなのか?





乃伊は病室を飛び出して何処かへ行ってしまった。



俺はとりあえず、家に帰ることにした。





俺はそっと乃伊の病室を出た。