「ふ~ん…ところでどうやって完全な人間に戻すの?」
そうだよ
いくら私に凄い能力があったって使う事が出来なければ意味がない
「簡単だよ。闇から救ってあげればいいんだ。モノノケ達は天才だって言ったよな?全面的な天才だと何かしら悩みを抱えていたり精神的な面にだって何かある。美羽はそれらを解決する事で完全にモノノケ達を人間に戻せる」
「でもさ~それってけっこう難しい事なんだよ。私よく友達に悩み事相談されるけど、ホントに解決になってるのかも分からないし」
「いや…美羽なら出来る。父さんは信じてるよ。美羽が何か凄い能力をもってるって事を」
「だからそれがモノノケを完全に人間に変える事でしょ」
「ハハッ、まあそうゆう事にしとくよ。ところで転校の事なんだけど既に入学手続きはとってあるから。一週間後には学校に行って寮生活もしてもらうから」
「分かった」
私は頷くしかなかった
今までの話しは全部嘘みたいだけど私は現実に猫と融合している
いつも通り平凡に暮らしたいが仕方ない
これは私の使命であり宿命でもあるのだから…