「お前……今日の八時に……南部公園に来い!」


かかった……。

やっと言ってくれた。

僕は坂木のその言葉を待っていた。

行くとも。

行かせて頂きますとも。


「うん、わかった。……ちゃあんと、用意して行くから」


僕は、歩き去る坂木の背中に、そう呟いた。