僕の意識は黒く染まっていく。

上を見上げると、換気扇からの光がくるくると漏れている。

僕は高畑の横に屈み、顔を見据える。

そうしないと、暗くて見えない。


「なあ、痛い? なあ? 痛いよな?」


僕は立ち上がり、高畑の腰を蹴りつける。

何度も何度も。

その度に呻く高畑が面白かった。


「や、やめろ……」

「ろ?」


そう言いながら思い切り、高畑の腰に足を下ろす。

まだ自分の立場がわかってないらしい。