「ああ。確かな情報だから。俺は亜姫に嘘はつかないよ」 「でも、どこでその話を聞いたの? ヴァンパイア界ではみんな揃ってお母さんが血に狂って人を殺したって言っていたのに……」 不思議に思って聞くと、二楷堂は「そういえば、あまり俺の事を話してなかったね」と意味深に微笑む。 そして。 「今俺は、ハンター側に身を置いているんだ」 確かにそう答えた。