シャワー借りるね♪
と、渡した水を一口飲んだあと、慣れたように風呂場へ向かう彼女の背を見送り、
すぐさま華恋へ電話をかける。
~ ~~♪
1コール、2コール、3コール。
………もしもし、俺だけど。
「もしもし、手紙、読んだ?」
華恋の声はいたって平然としている。
…読んだよ、とりあえず電話じゃなくて会ってちゃんと話したいんだけど。
「うん。私も会ってちゃんと目を見て話したい。
夜、あいてる?」
…ごめん夜は撮影が入ってて、、、
「うーん、そっか。じゃあ翔時はいつがあいてる?
こういうことってあんまり時間置かないほうがいい気がして…。」
…じゃあ今からは?今から時間作れない?
「分かった、じゃあ駅前のスタバに一時間後はどう?」
…うん、じゃあそれで。
用件だけを淡々と決めあい、電話を切った。