「とりあえず落ち着いてから連絡下さい。」
その意味を考えた。


この困惑した頭が落ち着いたらなのか、
それともこの今の関係を落ち着かせてからなのか。

どちらにしろ時間をあけるのは利口ではない。


とりあえず彼女を起こそうと思い、再び冷蔵庫へ水を取りに向かう。


狭い部屋、起こさずとも物音で目をさます彼女にミネラルウォーターを渡す。

正直、お互い遊びだ。

そうだ、遊びだ。

いや、遊びだからこそ駄目なんだ。


ようやく危機感をおぼえる。