冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、ソファーへ座る。 ローテーブルには手のひらサイズの紙が置いてある。 なんの気なしにその紙を手にとる。 "おはよう。 とりあえず落ち着いてから連絡下さい。 華恋" …頭が痛い。 一気に目が覚めた。 そうだ、隣にはまだ例の彼女が寝ている。 ということは、さっきの起きた時になった扉の音は、華恋だったんだ。 一気に思考回路が動き出す。