絶望の極みの中で上を見上げることすら叶わない私に、心から溢れんばかりの愛情を与えてくれた貴方に恋をして、苦しく儚く幸せな幻想に深く深く囚われていった。



今この状況がどんなに惨めで後に戻れない後悔の念に見舞われるものでも、私が感じるのは貴方の暖かな感触だけだった。