――あぁ、もう待ちきれない、早く一刻も早く私を殺してくれ。



そんな小さくも唯一の希望の光に、私は身を焦がす日々を送りながら切望し続けた。



だか、私に用意されたのはその望みに反して、激しい峠の山道の先、雲の上にも太陽の上にも届かない貴方だった。