月明かりすら存在しない闇の地を這い、醜く恩威を乞い、地みどろのこの穢れた稚体を差し出し生きてきた私にどんな結末が待っているのか、そんなことは考えなくても答えは初めから決まっている。 私の存在は決して認められるものではない、その事実があるからこそ私は滅びることも許されず、この腐れた底辺の地から汚れた腕を天に伸ばし、必死に懸命に涙にも満たない情けを求めている。