ーー暇ぁ…

お風呂も終わって明日の支度も
終わった。




そーだ。さっき、取れた苺のストラップつけなきゃっ!






カバンをとり、苺のストラップをつける



「~♪」


ぁ、そろそろ汚れてきたかなぁ~…

何年も経ってるしね。



これは確か…






お母さんが死んだ後
私は泣いて泣いてずっと泣いてた。


聖も泣いてたっけ。







で、お父さんずっと、慰めてくれて…

私と聖のために、この…苺のストラップを作ってくれたんだよね。





私はピンクで、聖が水色。

お揃いで作って、二人で喜んでたなぁ…








「この苺のストラップは、お母さんって思えばいいよ。ずっと、隣にいる。二人の事見守ってるよ?」

「ほんとぉ?」

「うんっ!さぁ、だから泣かないで。お母さんもきっと悲しむから」

「わかったぁ!」




それで、泣かなくなったんだよね…

だから、大事なお守りでもあるんだよね。


でも…


…お母さん…ごめんね。




お守りを握りしめながら言う。



これ、毎回言ってるからね。

助けてくれて、ありがとう。
が、言えない。


だから、ごめんなさい。しか言えないや。





はぁ…
もう、いーや。ねよ…