私達は思いっきり走り出しました。
















「美浦ちゃん!!!」














「美浦!!」
















商店街を通り過ぎるとそこは大人が通うような場所にたどり着いたのです。

















そう。ホストクラブとかキャバクラとか。。。














「まさか居る訳無いよね。」

















私は気にせずに通りすぎようとしましたが繭が立ち止まったのです














「繭?」












「ここに居るかも。」














「んなこと有る訳無いって。」












私は冗談だと思い繭に軽い口調で言い返しました













しかしいつもの繭ならすぐ諦めるはずなのにまだ立ち止まっているのです。












「アタシ行くよ」










「繭!」












繭は走り出したのです














「待って!」











「繭だけ危ない思いはさせられないよ」















私は勇気を振り絞って一歩ずつ歩き出したのです