私は走り出しました。
ミュールで足は痛むけど美浦ちゃんからのお願いで頷いたらミュールで痛んだ足より心が痛むから。。。
だからこんな痛みはどうってこともありませんでした。
心が乱れる。
恋愛ってこんなに残酷なのでしょうか。。。??
「もう嫌だ。。。」
「お父さんッお母さんッ。。。」
「痛いッ痛いッ」
とうとう私の足から血が溢れて出てきました
「ケータイッケータイッ」
私の後ろには後を追いかけてきた美浦ちゃんがいました。
美浦ちゃんの瞳は光を失っていました。
「ケータイってこれ??」
「随分二人で楽しいデートをしたようね?」
美浦ちゃんが持っていた私のケータイの待受画像は遼くんと私のプリでした
「足大丈夫??」
「さっ触らないで!!!」
「え??私こんなに心配してるのに???」
美浦ちゃんはショックを受けていてなぜか人間には見えませんでした。