私たちは走り出しました。
「すごいッ特等席じゃん」
「うん」
「あ、始まるよ」
ライトがステージに集まった瞬間会場が一気に静まり返りました。
「あー楽しかったッ」
「うんッありがと楽しかったよ!」
「じゃあカフェにでも行って一休みしよッ」
「うん」
「春。。。」
紅茶を掻き交ぜながら美浦ちゃんが話し掛けてきました。
「どうした??」
「。。。遼と別れて」
「どうして。。。?」
「やっぱりあんたがアタシは憎いよ。」
「そんなッ」
私はショックでした。
でもここで頷いたら遼くんは傷つく。。。
それを考えたら頷くことは出来ませんでした。
「ごめんなさい出来ないよそんなこと」