「アタシ行ってくるよ!!!」
私はそのまま無我夢中に廊下を走りました。
向かい風が心地よくて私に勇気をくれてるみたいでした。
「美浦ちゃん!!!」
そこには涙を浮かべながら私を睨んでいる美浦ちゃんがいました。
「どーゆーこと??」
「アタシ櫻井くんと付き合ってたの!!!」
「ふざけないで!!アタシが1番最初に狙ってたのに!!!」
恋っていうのは残酷だ
必ず誰かを傷つけてしまうのだから
でも恋は美しい。
誰もが輝いているのだから
「サイテー」
美浦ちゃんは私にその言葉だけ残して教室から出ていきました
「美浦ちゃん。。。」
私は泣き崩れました。
美浦ちゃんは私より何倍苦しいかわかりません。
ですが私も悔しかったのです。。。