「じゃーん」











休み時間美浦ちゃんが紙切れ2枚を見せてきました。

















「どうしたの??てゆかこれ何???」















「野球の観戦チケットでーす!!」
















「え??2枚だけだけど誰と見に行くの??お母さんと??」















「まっさかぁそんな訳ないじゃーん!!!」














「じゃあ『りょッ』えーと櫻井君と見に行くの??」

















「That's right!!」
















チクリと胸が痛くなった。













だけどここでちゃんと顔をつくらなきゃ















美浦ちゃんに『嫌われちゃう』






















別に美浦ちゃんに遼君が好きだと絶交するって言っているわけではないのに怖い





















冷めた教室、私を睨む仮の友達。。。
















想像するだけで寒気がする。。。





















「どうしたの??春。顔色が悪いよ???」














「気をつけて行ってきてねッ」

















「あ、うん」
















「じゃ日向に当たってきまーす。」











サイテーだ私。友達に本当のことが言えないだなんて。。。