「1時間目の授業を始めます」

















一礼をして皆で授業を始めた。












1時間目は算数だ















「うぅッ。。。難しい。。。」












好きな人がそっと教えてくれました
















世界がちょっとだけ明るくなった気がしました。













「いーなぁ。。。」














美浦ちゃんはそう言いました













「どうして。。。???」













「好きな人に教えてもらえてー。。。」















かわいらしい唇を尖らせて愚痴のように美浦ちゃんが言いました。














「そんなことないよッ美浦ちゃんも教えてもらったらどうですか??」













私は美浦ちゃんを慰めるように言いました。














「だってあいつうちよりバカなんだもん。」














美浦ちゃんは誰かを見ていました。















目線を追ってみるとその先には櫻井君がいました



















「美浦ちゃんは櫻井君が好きなんですね。」














私はそう言いました。